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毛先そろいまくりのキノコボブの修正例【カットの実例】

こんにちは。哲学系美容師として活動している長藤慶太です(@Bangdoll_click

兵庫県尼崎市塚口駅エリアでBang-dollという、世界一丁寧だけど身もふたもない美容室やってます。

 

生きてると「ウソはやめろ」とか「冗談もほどほどにしろ」と思う事がある

子供の頃、冷蔵庫にあったプリンがなくなっていた時「ウソつけよ」と思った。何事も想定外になると現実が見えなくなるもので、知覚した情報を全部ほっぽりだして「ウソはやめろ」とただ思う。

 

今思うと、子供のときというのは人生経験がないので、何事もよく見ているし純粋なリアクションができる

一種の丁寧さであり、この丁寧さは大人にはない。たかがプリンごときで「ウソつけよ」と思えるのだからきっと人生が楽しい。

 

今、冷蔵庫にプリンがなかったらただ単に「誰か食ったな」としか思わない

3ヶ月前のプリンが出てきて「冗談はよせ」という事はありえるが、想定外のレベルが上がっているので「プリンがない」より高位の感情だ

しかし人として成長はしてるが子供のときの丁寧さは失っている例といえる

簡単に言えば何事にも不感症になり、精神的なマグロである。

 

僕自身、こういった丁寧さというか純粋無垢な「ウソつけよ」と思う事が最近めっきり減っていた

昔から精神的マグロだったが四捨五入すると30才になり、更なるマグロになっていたわけだ

反省である。

 

そんな精神的マグロな僕が久々に「ウソつけよ」と思った事例を今日は紹介したい。

 

冗談がすぎるカット

恒例のカットの修正である

ただただ「ウソはやめろ」と思う。「冗談がすぎるぞ」と思う。そしてほんのすこし笑う。

 

切りすぎであるし上の毛が下の毛にかぶっており、なおかつ毛先も揃いまくりである

石川五右衛門に似てると少し思う。本人見たことないけど。

 

斬新すぎて「ウソはよすんだ」としか思えない

こう切るほうが難しいぐらいであり、普通に切ってこうなるならそれはもはや才能だと思う

少なくとも僕はやろうと思ってもこうは出来ない。

 

カットの修正ばっかり昔は書いてたが今は後悔しかない

はっきり言うが僕は修正なんぞはしたくない。

 

なぜなら面倒臭いし、どこに地雷が仕掛けられているかわからないからである

そして一回切ったぐらいでは直らないし、どうしても変な部分は残る

思いがけない所に地雷が仕掛けられており、地雷なので踏むまで気づけない

修正なんぞリスクしかない。

 

安全な仕事がしたいのは誰しもが思うことだ

だから美容師は必死になってホームカラーやらはしないでくれというのである。

 

地雷満載の頭部であっても地雷を踏めばこちらの責任なのであるが、見えない地雷をどう避けるというのか?

無理難題もいいとこだ。

 

泣き言の1つぐらい言いたくもなるのが人情というものではなかろうか。

ちょいちょい思うが一般人は美容師を神かなにかと思いすぎである

例えば「切ったらどうなりますか?」などという質問なんぞには厳密に言うと答えれるわけがない。

 

10万本ある髪の毛1本づつの挙動が毎日どうなるかなんて、日本が誇るスーパーコンピューターの京でも解析にアホみたいな時間がかかる

20都市を効率よく営業するためのルート計算を京ですると1400万年かかるのだが、それが10万都市になったらどうかるかなんて、誰でも分かる話である。

 

ちなみに30都市にすると0が50個ぐらいはありそうな、読めない数字の単位になる

スケールがでかすぎて1美容師が答える範囲を超えている

まさに神の領域であろうに。

 

「広がるからカットでなんとかしてくれ」というのもおかしな話なのだ

広がるのは髪質の問題であって、毛先を切るだけしかできないカットでなぜ広がりがなくなるのか?という話である

カットで質は変わらないのだからなくなるわけがない

広がりなんぞはセットするしかないのである

冗談がすぎるホントにまじで。

 

僕は元始天王でもイザナギでもブラフマーでもない

ただのオッサンなので「冗談がすぎるぞ」としか思えない。

 

しかし面と向かってこういった事を言うと嫌われるので言わないようにしている

しかしブログに書いてる時点で言ってるも同じというか、より悪質な気がしないでもない

なんかすいませんホント、靴なめます。

 

修正後

地雷が2箇所しかけられており、見事に踏んだのは言うまでもない

そんなもん毎回避けれる人間なんぞいない、と書いた通りで踏むときゃ踏むわけで。

 

しかしまあ素人目には問題ないのではなかろうか

あの状態からではこの形状にするしかなかったので、問答無用でカットした。

 

ちなみにビフォアの状態からボブにするならこの髪型一択である(厳密に言えばもうちょいあるが素人目で見たらどれも一緒)

 

なおらんもんはなおらん

修正の記事を見てくる人に当てはまるのだが「一発でなおる」と思い過ぎである

髪の毛があればいいが、なければなおるわけがない。

 

「髪の毛がおかしくなったから一回どっかで直しておくか」

ハッキリ言うが、こんな考えでは直らない

基本的に髪の毛というのは1人の美容師に任せるのがマストなわけで。

 

色んな美容師がやれば色んなことするわけで、整合性が取れずバランスが崩壊するのは当たり前なわけなのだ

色々まぜて大丈夫なのはもんじゃ焼きとお好み焼きだけである。お好み焼きみたいな状態の頭なんて綺麗にできるわけがない

もう一度言うが僕はブラフマーや元始天尊ではない。

 

素材がおかしければ美しい髪型なんぞ出来ないのは当たり前の話で、この素材の把握と維持こそが上手い美容師かヘタクソを決める

美容師の技術の上手さなんて実際は仕上がりにさして影響しない、重要なのは知識とその使い方であるのだ。

 

「そんなことない、技術でしょ」という言う人が多いが、それは論外の美容師に当たってるだけで、基準点を満たすレベルなら100点と50点の差なんて素人にわかるはずもないのである

どんなに上手くても髪質を超えるカットは無理なのだ。

 

芸能人格付けチェックを見てればわかると思うが1億の着物と100万の着物をみて、どっちが1億か?なんてたいてい外している

梅宮辰夫なんか毎回姿を消されているではないか。人間の価値認識なんぞあんなもんである。無常すぎて泣けてくる。

 

カットなんぞ所詮カットであり、髪の毛様に勝てるものではない

カットなんか美容師の技術でもっともどうでもいい技術なのだ

カットにこだわる店は潰れるというのが僕の中での定説であるし、実際にそんな店を見てきた

うちはよく間違われるが別にカットなんぞにこだわりは一切ない。あんなもんまじでどーでもいい。ただの作業である

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