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美しさSランクのショートカットになる条件

こんにちは。哲学系美容師として活動している長藤慶太です(@Bangdoll_click

兵庫県尼崎市塚口駅エリアでBang-dollという、世界一丁寧だけど身もふたもない美容室やってます。

 

髪型というものは90%が「その人の素材」で決まります

「素材」というのは髪の形状、毛穴の向き、方向、断面、量、頭蓋骨、皮膚の形など、色々含めてその人の髪質なわけですが悲しいかなこの「素材」が全てです

美容師の腕はわずか10%しか影響しません(その10%で差がでるわけですが)

 

特にショートカットはこの「素材の影響」をモロに受けます

美しいショートカットは素材の段階で決まります

切る前に美容師が髪質をどこまで把握し、それに合わせてフレキシブルに対応できるかが仕上がりを決めるのです。

 

「ショートカットはいつかチャレンジしたい」

という髪型の代名詞なわけですが、ウチに来る修正依頼はショートにして失敗したパターンが多いです。

 

みなさん、ショートカットがうまい美容師を探すようですがそれやると失敗します

切るのが上手い美容師なんて探しても意味ないです、重要なのは「把握力」の高い美容師を探すこと。

今回はこの「把握力」とはどういうものか証明しましょう

 

・「把握」するべき項目が把握できているか?

まず最初に重要なのが「なにを把握する必要があるのか把握しているか?」です

今回は「Sランクの美しさのショートカット」にしたい場合ですので、項目はこんな感じです。

 

・毛の太さ
・クセ
・硬さ
・言葉で表現できないもの
・生えグセ
・頭蓋骨の形
・担当美容師の知性と技術

あんまり多すぎてもキリがないので、いかにざっくりわけれるかも重要です

そしてこれらをランクでカテゴライズします

例としてこう定義します。

 

・Sランク(ツチノコレベル)
・Aランク(高級食材レベル)
・Bランク(良い髪質ですね!というレベル)
・Cランク(及第点、まあいいだろうレベル)
・Dランク(一般的な日本人の髪質レベル)
・Eランク(お手上げレベル)
・王大人 死亡確認(魁男塾)

この定義を使うと、たとえばこんなケース

・毛の太さ S
・クセ S
・硬さ S
・言葉で表現できないもの S

・生えグセ S
・頭蓋骨の形 S
・担当美容師の知性と技術 E

ありえませんが素材的にはSランク、担当美容師がEだとしましょう

この場合は結果はこうなります。

 

・仕上がり E

こわっ!んで次のこのケース

 

・毛の太さ E
・クセ E
・硬さ E
・言葉で表現できないもの E

・生えグセ E
・頭蓋骨の形 E
・担当美容師の知性と技術 S

この場合の仕上がりはこうなります。

 

・仕上がりレベル E

夢がねえ(苦笑)けど素材が全てなので仕方ありません

しかしこれで担当美容師がEだと「・仕上がりレベル ウケ狙い」となります。

 

・ビフォー

P1010568_R

保存してる画像見たら2009年となっててびっくりしましたが、この画像で説明します

若かりし僕はちゃんと仕事出来ていたのでしょうか?

 

希望はもちろんショート

今はショートよりのボブですが、ボブなので髪質の影響はまだそんな受けません

ちなみにこれの伸びる前がこんなんでした

 

P1010340_R

微妙に毛先の馴染みが悪いが、若い割にはまあまあうまい(笑)

おっさんになった俺に褒められてるぞ昔の俺よ。

 

これ以上短くするならかなりの知識と技術、何より把握力が問われます

ショートカットは全髪型中もっとも難しいのです

基本的に短くなればなるほど難しくなります。

 

さて、まずは把握からです。把握しないと着地点が見えません

・毛の太さ 太い C
・クセ   ど直毛 D
・硬さ   硬い D+
・言葉で表現できないもの A

・生えグセ めっちゃある特に頭頂部とつむじ E+
・頭蓋骨の形 ハチ張り D-

こんな感じでしょうか。

仕上がりの狙いはSランクですが、以上の結果からSランクは無理です(仕上がりSランクは最低3つSが必要です。そんな人間いませんけど)

 

大事なのはここからで「この素材ならどこまで狙えるか?」をこの時点で決定することです

ゴールが見えれば無駄なことはしません

Sランクが狙えないのにSランクを狙うカットをすれば確実に失敗します

なぜなら素材にあったカットではないからです

この髪質ならB~Cが限界といったとこでしょうか

 

・アフター

P1010571_R

仕上がりです。昔の僕はこんなカットをしてたんですねえ(笑)

Bランクの仕上がりはあるのではないでしょうか?まあ決めるのはお客さんですが。

 

このように、まず髪質を把握するのが全てです。技術的なことはその後の話

技術があろうが前提が間違ってたら意味ありません

どこまで把握するのかが始まりです。

 

こんなふうに、人の頭をランクづけするのは失礼じゃないか?とかいう人いますが、キレイ事で仕事出来りゃそりゃ理想だと思いますよ

でも現実みないと仕事なんて出来ません(美容の仕事は現実しか見ない物理学の分野です)

 

僕の仕事はキレイ事とか理想論いうことではなく、結果を出すことです

そのためならなんでもする。ただそれだけのことです。

 

必要なことはなんでもするし、何でも言う現実主義者です

僕の考えではこの世に神はいないと思ってるんで(笑)

 

僕は物理学を唯一絶対神とする物理教の狂信者なんで、信じる者は救われる的なのが好きな人はそんな感じの美容室にGO!

探さなくてもそこらじゅうにありますよ。

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