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【横文字禁止】美容室でやってはいけない注文の仕方【失敗率100%】

こんにちは。哲学系美容師として活動している長藤慶太です(@Bangdoll_click

兵庫県尼崎市塚口駅エリアでBang-dollという、世界一丁寧だけど身もふたもない美容室やってます。

 

今日は美容室で100%失敗される注文の仕方をお教えしようと思います

まあ、失敗されたい人はいないと思うので実際は「こーいう注文の仕方をするんじゃない」という話なのですが。

 

よく言われることなのですが、みなさんいっつも「どう言えばいいかわからない」と言います

これにたいして僕は「いや、髪型か長さ言うたらしまいですやん。なんでいちいち複雑怪奇に考えるんですか?」と言ってます

髪型なんて基本、ベリショ、ショート、ボブ、ロングのどれかであって、どう言えばいいとかクソもありません

この4つの中から選んだら終わりです、それ以上話すことは何もありません。

 

カラーもブリーチしてマッキンキンにしない限りは、何やっても茶色にしかなりません

暗めか普通か明るめか言うたら終いです(笑)

矯正やパーマなんてクセ伸ばしたいか、髪の毛ボンバらせたいかだけです。

 

みなさんが髪型で見てるのは長さではなく雰囲気(しかもほぼ顔してみてない)です

雰囲気は髪質とスタイリングでできるもんなんで、どう伝えようが再現不可能です

だって、その人という素材とスタイリングでできるものなんで。

 

「長々とまたベラベラベラしゃべりやがって」と思うかもしれませんが、今日の話はここまでを理解しているかが非常に重要です

ここまでを理解しているのであれば「どう注文していいかわからない」というウルトラCな発言はしません

事実、うちに来る人はあんまり長々と僕に注文しないのです

理解力のある人なんかはこうです

僕「長さは?」

客「ショートで」

俺「はい」

もう秒なわけですよ、これでいいんです

長々と色々しゃべるから変な頭になるのですよ。

 

というわけで「美容室でどう言えばいいかわからない」「いつも変な頭になる」という場合は、今日話すことを見事にやっちゃってる可能性があるので、しっかり学んでください

美は知力なり

美容室で横文字を使うな

まず結論からいきましょう

美容師に注文する時、横文字を使うと失敗されます

言葉を変えてもう一度言います

髪型の希望を言う時に抽象言語を使うと美容師に「なにしたいのか全く分かんねえや。何言ってんのこの人?」と思われ、結果よーわからん頭にされます

今日はこれを深堀していきます。

 

僕が作った定義ですが、言葉には「抽象言語と具体言語」というものがあります

抽象言語とはよく使われるのが横文字ですが、まあ別に横じゃなくてもよくて、人によってイメージするものや意味が変わる言葉のことです

例をあげると、クール、エレガント、ゴージャス、タイト、まろやか、かわいい、おいしい、スパイシー、スモーキー、ふんわり、丸いなど

感覚的なものや、イメージで使う言葉ですね。

 

具体言語とはその逆で、同じ民族であれば誰もが同じものをイメージできたり、共通の意味がある言葉です

例をあげると、ネコ、車、草薙剛、カップヌードルシーフード味、階段、100度、氷った大地など。

誰でも「ああ、あれか」とわかる言葉ですね

国語教師みたいなことを言うと、名詞がもっとも具体言語としてはよく使われます。

 

で、抽象言語を使うともれなく美容師に失敗されるわけですが、これはなぜなのか?

それは、抽象言語とは同じ意味やイメージを他人と共有できないものだからです。

 

クールと言ってもAさんが思うクールと、Bさんが思うクールは違うわけですよ

抽象言語においてはその人の主観がすべてなのです

要は同じ言葉を聞いても受け取り方が無数にある、それが抽象言語の特徴です

メリットはなんとなくイメージで会話したり、言語化が難しい場合でも抽象言語で伝えればなんとなく会話になることです。

 

しかしなんとなくなので、具体性は一切ありません

具体的な結果が出る場合には使ってはいけないのです

クールにしてください!とか最悪なわけですよ、だってクールなんて答えはないわけ。その人の感じ方だから。

答えを求めてるのに、具体性のない言葉を使うとか意味不明なわけですよ

答え出るわけねー。

 

抽象言語は何も言っていないのと同じなのです

横文字はカッコよく聞こえますが、実際は「チョベリバ~!!」と言ってるのとたいして変わらないわけですよ

こう考えるとなんとも恥ずかしくなってきただろうと思う

すました顔で美容師に「エレガントな感じで」とかキメちゃっても、実際はチョベリグ!と同じレベルなのである

最近の若い子は言葉が乱れてるとか言われますが「エレガントな感じで」というのも同レベルで相当乱れてるのです

知りたくない事実ですね(笑)

美容室での抽象言語でのオーダー例

ここで美容室で日夜行われている「抽象言語でのオーダー」の例をあげてみようと思います

抽象言語で注文されても僕ら美容師はさっぱりです

美容師側も意味がわからないまま施術するから失敗するのなんて当たり前の話ですね。

 

美容師側がしっかりすればいいのですが、残念ながらここまでの話が頭に入っててコミュニケーションがとれる人間というのは稀です

僕は特殊な訓練を受けているのでこういったことを知識として持っていますが、普通の人はもっていません

僕個人としてはコミュニケーションが重要な仕事では訓練しておけよ。と思いますが、まあ個人の自由なのでそれは好きにすればいいでしょう。

 

今日の話をきっちり理解している美容師に当たることはまずないので、自衛の手段としてここからの話を読んでください

読むのがめんどくさいなら別にいいですが、その場合は美容師になんか色々伝えても実際は「ウンバボー!!」と言ってるのと変わらないのはお忘れなきように。

ウンバボー!な例「印象」

ではここからウンバボな例をいくつかあげていきましょう

まず定番の「印象」を言語にした例です

クールな感じとか、エレガントとか、スッキリした感じとか、動きのある感じなどなど・・・

あげればキリがないですが、まあこんなけあげればイメージはできるでしょう。

 

こんなもんすいませんが「あんたの思うクールな感じとか知らんがな」なんですよ

髪型どうしたいのかさっぱりわかりません

そもそもそんなもん全部スタイリングでやることで、カットとかカラーとか関係ないです

クールな感じにしたければクールに見えるスタイリングして、服着てメイクして、そうふるまってください

もしくは「私はこういう髪型がクールだと思う」というものを見せてください

クールな髪型とか人によって違いますので。

「スッキリしたいです」とかよく言われますが、どうしたらスッキリと感じるのか教えてくれよって感じです

しらんがな(笑)

 

「襟足はタイトな感じで」とかも言われますね

この場合、タイトな襟足はどういったものか教えてくださいって感じです

それだけじゃ髪型決めれませんし、襟足がタイトになればどんなけ短くなってもいいのか?という話です

そもそもタイトなんてスタイリングがキモです

ならない場合は髪質的にそもそも無理か、スタイリングが下手くそかのどちらかです

ウンバボその2「専門用語」でのオーダー

これマジで多いんですが専門用語使う人多すぎです

意味わかってるならいいんですが、全くわかってないんですよね

そもそも専門用語って抽象言語が多いし、前提を共有していないと意味が全く変わったりもします。

 

例えば「レイヤー」です

「レイヤー入れてください」とよく言われますが、意味不明です

なぜなら僕の定義ではレイヤーが入っていないカットは地球上に存在していないからです

てゆうか僕のカット理論にレイヤーという単語は存在しません

使う意味がないので。

 

世間一般で言うとレイヤーとは段差がついた状態のことですが、それだと「レイヤー入れてください」は「段差つけてください」ですよ?

髪型の話、全くしていないわけですよ(笑)

どんなけ段つけたいんですか?って話ですし、だからと言ってそれ聞かれても素人がわかるわけないですよね?

「レイヤー入れてください」は何も言っていないのと同じです。

 

僕はレイヤー入れてくださいといわれたら、必ずこう聞き返します

「あなたの使うレイヤーという言葉はどういう定義ですか?」と。

みんな「え?」っていう顔をしますが、そこでえ?ってなるんだったら僕がレイヤーいれてもそれをレイヤーと認識できないでしょう(笑)

だってレイヤーが何かわかっていないのだから。

 

ちなみに僕の定義では「髪の毛に幅の広い段差がついている状態」のことです

現象を指す言葉であって、レイヤーというテクニックや髪型を意味する言葉ではありません

だから僕からすると意味不明なのです。

 

間違っても美容師100人に「レイヤーてなんですか?」と聞いたときに、みんなが同じ答えをすると思わないでください

抽象言語なんてそーいうもんです。

 

どうでもいいんですが、レイヤーという抽象言語を具体言語にすると「エクスターナルとインターナル上で下部より上部が短い状態」となります

なので、もし僕にレイヤーという言葉を使って髪型を指定したいときはこういってください

「ナチュラルフォールでエクスターナル、もしくはインターナルが下部より上部が短い状態にしてください」

これで世間一般で言うレイヤー的なるものをいれてほしいんだな。と僕は理解できます

ちなみに出来上がる髪型はとんでもなく不細工です(笑)

こんな髪型ねーから。

 

シャギー入れてください。とかも同じですよ

人によってシャギーの意味変わります。ちなみに僕はこれまた意味が分かりません

シャギーというカットはこの世に存在しませんので。

しゃべらなくていいから写真をもっていこう

「どう注文していいかわからない」これは本当に良く聞きます

注文の仕方も僕は来店した人には教えますが、そうするとみなさん言うのが「あまりにもシンプルすぎる。今までは悩んでたのはなんだったんだろう・・・」です

余計な事を言ったり、考えたりする必要はありません。

 

文章で教えるのはもうめんどくさいので簡単にしか教えませんが(知りたかったら直接聞いてください)一番手っ取り早く、失敗のすくない注文方法は画像を持っていくことです

画像を用意できないのであれば「長さの話」以外はしないでください

ふんわりしたい。とかいらないから(苦笑)

それはカットではなく、スタイリングの話なんで。

 

変な髪型なんて毎日見てるし直してますが、だいたい余計なこと言いすぎなんですよ

余計な事いうから余計なことされて、髪の毛グッチャグチャになるんです。

 

そろそろ疲れてきたんでもう終わりにしますが、もっと詳しく知りたい人はうちに来てください

多分一生ものの知識になります

まあこのブログ読んでもらえればいいんですけど、めんどくさければうちに来たら僕がベラベラ~としゃべりますんで、すぐに全部理解できます。

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