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雑誌やモデルの髪型は見るな!ヘアカタログが参考にならない理由とは?

こんにちは。哲学系美容師として活動している長藤慶太です(@Bangdoll_click

兵庫県尼崎市塚口駅エリアでBang-dollという、世界一丁寧だけど身もふたもない美容室やってます

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今日は雑誌などに出てくるへスタイル写真にだまされるな。という話しを実例を交えて話していきたいと思います

今日もいつものごとく、夢は一切ありません。

 

夢を忘れて現実を受け入れ淡々と知識を蓄える知的マッチョな方のみが、真に美しい髪を手に入れることができるのです

さあ今日もプロテインの代わりに夢のない真実を学び、知的マッチョになりましょう

モデルの髪型の罠

雑誌、ネットで出てくるヘアスタイル。これは髪型を決めるときには参考になるものです

僕も美容室に行くときは写真を持っていくことを推奨しています

 

しかしこのモデル写真、実はがあります

1つはその髪型にするのは「だいたい無理」だということ(笑)

2つ目は美容師がその写真を見て「どうなっているか判断できないことがほとんど」だということ

そして3つ目は、そもそもその髪型が「アホみたいなカット」だったりもします

雑誌に載っているからといって、まともな髪型とは限らないのです(苦笑)

ヘアスタイルは髪質で決まる

1つ目の罠である「だいたい無理」

これはどういうことかと言うと単純です。同じ髪型にするには、同じ髪質でないとなりません

髪質が違うと近くもなりません。

 

そもそも、髪型の種類は4つしかありません

ベリショ、ショート、ボブ、ロングの4つだけです

写真を持ってきてほしいのも、どの髪型のジャンルにしたいのか確認したいだけの話です

別に髪型の詳細を知りたいわけではありません

写真から髪型の構成が読めない美容師

実は写真を見てもその髪型がどうなっているか、ちゃんと読める美容師というのは少ないです

この場合、写真を持っていっても意味ないです

だってそいつ下手くそだから(笑)おつかれちゃーん!

 

写真からどうなってるかが読めないと、目の前の人の髪質を考慮してその写真に近づけることができません

そりゃそうですよね?

 

・写真の髪の毛の状況
・目の前の人の素材とものの見え方

この2つを並列処理し、的確な解を出さねばなりません

要はその写真をもとにして「あなたの場合はこうするべきだ」というアドバイスができないと困るわけですよ

雑誌の髪型は意外とメチャクチャ

モデルや芸能人は見栄え重視で、結構むちゃくちゃなカットをしているケースもあります

わかり易い例を少し極端ですが出しましょう

最近「切りっぱなしボブ」にして失敗したから直してくれ!という事がよくあります

これとかまさにそうなんですよ。

 

切りっぱなしのボブって超雑に言うと、途中で終わったカットです

これでオシャレに見える人っていうのは、もうその人自身がイケてるわけですよ(もちろん髪質もイケてる)

フツーの人がこんなんしたって「1000円カットいってきたん?」言われてしゅーりょーです(笑)

 

滝沢カレンは美人すぎるから、切りっぱなしのボブにしてもヘアスタイルになるのです(そもそもプロのスタイリストがついてるわけですが。普段はボッサーですよ)

あんなもん一般人が簡単にマネしていいわけないです

前上がりのひし形シルエットにしたい!というケース

さて、ここで実例です

素材DETA

・頭の形   でかめ
・くせ度合い ないけどなんでか矯正してる
・硬さ    固い
・量     多い
・生え癖   標準的
・備考    10ヶ月前に矯正してる

まあ別に珍しい素材ではありません

矯正いらないのに当ててしまってる残念な状態。クセないからいりません

むしろ髪型作る上で邪魔にしかならない

希望のヘアスタイル

もってきた画像はこれ

すまん、無理(笑)

だってこのモデルの毛、超細いから。

 

基本的にモデルになる人の素材って、

・細い
・クセなし
・量多くない
・生え癖ない
・頭デカくない

こんな髪質ばかりです。なので髪質が違う場合は同じ髪型にはなりません

同じ長さにはなるけど(苦笑)

希望のオーダー

本人の希望は「前上がりのひし形シルエット」でした

それでこの画像を持ってきたわけですね。

 

ここからこの写真と本人の髪質を考慮して答えを出す必要があります

まずこの髪型は髪質が前提となっています

同じ髪質でないと無理。

 

このふんわり感、丸みがあるのに重くない感じ、毛先の動きはすべてこの人の髪質のおかげです

カットで出来てる要素がありません(笑)

 

雑誌はこのようにカット関係ない髪型が多いです

逆に言うと、このモデルはなにしても重みがでなかったり毛先がバラバラしたりします

ないものねだりですね。

 

で、ここからが重要なのですが「前上がりのひし形シルエット」というキーワード

これがものすごく重要です。

 

まず、この髪型は前上がりでもひし形シルエットでもありません(笑)

ひし形シルエットはカットではなくスタイリングで出来てるものだし、前上がりというのはどこ基準で?という話です

よく前上がり、前下りとか言いますが、それは見方によって変わるので言わないほうがいいキーワードです。美容師が混乱するだけ

 

これは顔周りと上に段差があるので前上がりに見えてるだけで、横から見た時に前上がりかどうかはこの画像だけでは確定できませんね

個人的にはこの長さで前上がりに切ることはダサいのでしません。

 

僕であればボブに切って、上と顔周りに段を入れるだけです

ボブは丸くなる髪型なので、ひし形になるかどうかは髪質と頭の形次第です

まあ今回のケースで言うと髪質的にはなりません

こーやって分析してくと、こーいうモデルの髪型ってだいたい実現不可能です。残念ながら

それらを考慮してカット

 

というわけでこの髪型をこの髪質に当てはめるとこうするべきだな。という感じでカット

写真の髪型にするつもりでは切りません

矯正あたってるのと、前髪が短い、髪質が真逆なので、同じ長さにしてもダサくなったりやりにくいだけですからね

ぱっと見の長さと、前上がり感をつけるために顔周りや上も切っています。

 

見ての通り、髪質違うとまったく違う髪型になります

なったとしたらスタイリングですね。

 

僕は「雑誌とかモデルの髪型は見ないほうがいい」といっていますが、それはこーいうことです

絶望するだけだから(苦笑)

 

髪型のジャンルを決める時だけに使いましょう(ショートやロングなど)

細かい質感や雰囲気は見てはいけません

それはそのモデル、時が止まった写真の世界でしかできないことです。

 

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