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カットの失敗よくあるパターン【当店でしか出来ない特殊なカットは地雷】

こんにちは。哲学系美容師として活動している長藤慶太です(@Bangdoll_click

兵庫県尼崎市塚口駅エリアでBang-dollという、世界一丁寧だけど身もふたもない美容室やってます。

 

うちは不本意ながらカットの修正依頼が多いのですが、最近来られる方にこんな特徴があります

「なんとかカット」などの特殊なカットをした

今日はちょっとこのへんのことについて1つ物申したいと思います。

 

いつもどおり結論から言うと、そんなのにつられて行く店を選ぶからオモロイ頭になるんですよ。ということです

ちょっと辛辣ですが、事実なんだから仕方ない

そーいう美容室の選び方はしてはいけないと思うんですよね。

 

それについて今日は書きたいんですが、まずは・・・

「名前のついた特殊なカット」これが一体普通のカットと何が違うのか?

僕なりの見解をもって説明していきましょう。

 

僕は一時期、そーいった名前のついた特殊なカットにハマっている時期がありまして、おそらく日本にあるそーいう系のカットの有名ドコロはだいたい習いに行きました

(ちなみに教えてもらった所が本流なのかは不明です。もしかしたら分家やパクリみたいなとこかもしれません)

有名なのから無名なものまで色々あるんですが、僕が習ったのを列挙すると以下になります↓

 

・エフィラージュ
・n,a,c
・NYドライカット
・クープトワレ
・デジタルマジック
・ストラクチュアカット
・3Dマジック
・フレンチカットグラン
・サスーンカット

 

以上、覚えてるものを上げてみましたが、今はどれも使っていません

(あ、別にこれらのカットがダメということではありませんよ。でもらえばわかりますけど)

 

で、なんでせっかく金払って習ったのにどれも使わないのか?ということなわけですが、至極単純です

 

別にいらないから(苦笑)

 

普通にカットするのと仕上がりが同じなので、わざわざやる必要がない。ということです

冷静に考えて欲しいのですが、カットなんぞ所詮「髪の毛をどう積み重ねていくか?」というモノなわけです。

 

髪をどう切断しようが、積み重なっていくという事実は変わりません

美しく積み重ねれば美しい髪型になるのは必然なわけですよ

なのに、切断方法(カット技法)にこだわったって意味がないのです

特殊なカットで言われていることは、すべて切断方法であって積み重ねのことではありません

美しく積み上がってればどんなカットをしても同じ仕上がりになるのです。

 

そもそも積み重ね方なんて髪型で決まりますので、カットの良し悪しというのは積み重ね方というより「積み重ねの精度」の問題です

だから切断方法(カット技法)に意味はありません。なれたやり方でやれば良い。という話なのですよ。

 

僕がそんなカットにハマっていたというか勉強していた時に、師匠的な美容師(業界的にも偉い人)にこんな事をいわれました

カットを極めればすべて同じ道に帰結する
小手先だけでカットするお前はなにもわかってない
お前みたいな奴が弟子だと思うと恥ずかしくてたまらない

と。

 

なんか名言っぽいんだけど結局は僕をディスりたいだけで、多分この人僕のことキライなんだろうな。という内容のことを言われたわけです

当時は「時代錯誤のじじいはうっせえなあ~そもそも勝手に弟子にすんな堅苦しいんじゃぼけ~キャン言わしたろか」と思っていましたが、今はよくわかります。

 

切り方なんてなんでもいいのですよ、マジマジでクソクソどーでもいい

 

なんで「名前のついた特殊なカット」なんかあんねん?

と、いうように思うと思うのですがこれは簡単です

なんでもそうですが、はじめにやり始めた人(作った人)がいるわけです

その人が「なんか切りやすいカットの仕方ないかなー」って思って試行錯誤の結果できただけです。

 

単純に「その人の切り方」というだけであって「特殊なカット」ということではないのですね

それを人に教えていく過程でビジネス的な意味合いで名前がつけられ広まっていった

というだけなのですよ。

 

で、こーいったものは人に伝われば伝わるほど劣化コピーへと成り下がります

オリジナルにかなうわけがないんです。

 

本来は人に教えられたモノを自分にうまく取り入れ、新しいモノへと変化させる事が重要なわけですが、多くの人はそこまでやりません(守破離ってやつですね)

なので劣化コピーで終わるわけです。

 

こーいった「特殊なもの」を使えるようになると使いたくなるのが僕ら美容師ですが、そのモノの本質を理解していないのに使うから失敗するのですよ

別に何を使おうが、仕上がりよければお客さんはそれでいいのです

ですよね?

 

てことは、別に「僕は特殊なカットが出来るんです」なんていう必要ないわけですよ

もちろん、ビジネス的な理由で「なんちゃらカット」といった言葉を使って、宣伝する必要がある時もあるでしょう。

 

しかし本質的には別にいらないのです

「なんとかカット」でしかできないことなんて、ありませんからね。

 

「名前のついた特殊なもの」というものは一種の発明であって、素晴らしいものもあるでしょう

しかし道具は全て使いようです、使い方間違っちゃ意味がない。

 

本質を理解してる人はそれを理解しています

なので大きな声で「これは素晴らしいモノです!」とは本来は言わないのですよ(ビジネス的にはいう必要あるんですけど)

 

「こんなモノがあるんですよ~」とサラッとお客さんにつたえてサラっとやる

これぐらいのスマートさでやるものです。

 

「これすごいんですよ!新技術のなんとかでかんとかでこれなら今までできなかったあれがこうでああなんです!」

みたいな心酔ぎみの説明してからやるもんじゃないです。

 

傷まない矯正とか傷まないパーマとかもそーじゃないですか

んなわきゃないわけです、普通に痛むから(苦笑)

 

本質を理解せず、使い方間違えたら失敗するんですよ。ハッキリいいますが僕らの仕事なんて昔となんら変わっちゃいません

「髪切って、髪染めて、スタイリングする」これだけです

綺麗に切って綺麗に染めて、綺麗にスタイリングすりゃいいだけです。

 

良い道具ってのはそれらをサポートするだけであって、良い道具で自動的に綺麗にできるわけじゃない

最近はインターネットでいろんな情報とか商品とかありますが、本質を見失わないようにしたいものですね

本質を見失うとだいたい良い結果になりませんから。

 

今日の記事は特定の専門分野に没頭した経験がないとしっくりこない話です

一言で言うと「どんな道具やテクニック使おうが分かってるやつじゃないと結果でねえよ!」ってことです。

 

○○やってるからあの美容院いこう。は失敗しますよ

そんな特殊なもん使うだけで簡単に結果出せるなら、みんなやってますって(苦笑)

情報なんかもはやただでゲットできる現代で、うちしかできません!みたいなもんありませんぜ

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