美容室で100%失敗される秘伝の注文方法

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今日は以前から「これはちょっと危険だなあ」と思ってたことについて書きます

僕自身、どこかよそでなんらかの注文やサービスを受けるときは常に気をつけていることです

これ、気をつけないと結構えらい目に合うんですよ(笑)

 

特に美容室みたいな「商品が具体的でなく、消費者の主観が強く満足に関わる業種」の場合はドえらいことになります

タイトル通りなんですが、要は

美容師と単語でコミニケーションするとトンデモねえことになります。

 

どういうことかといいますと、僕らの仕事ってのはお客さんの意見ありきなわけですよね

なもんで、「今日はどうしたいですか?」などと聞くわけです。

 

当然、僕らとしましてはそんなこと聞くわけですから、何らかの返答がほしいわけですよ

で、ここなんですよ。ここ

ここでよくある返答としましてこんなのがあります。

 

シャギーをいれてください
段を入れて下さい
ショートにしてください
ふんわりしてください
短くして下さい
くくれるぐらいで
軽くしてください

などなど・・・この単語

単語の危険性を知っておかないと、スゲー危険です。

 

単語の意味は人それぞれ

なぜかといいますと、人それぞれ「単語の解釈」が違うからです

ソシュールという有名な言語学者が打ち立てた理論なんですが、言葉というものは記号としての音と概念の2つが合わさって言葉として機能するのですね

なんのこっちゃ意味不明ですので例えばネコを例にしてみましょう。

 

「ネコ」という言葉を聞いた時に100人全員が同じネコを想像するのか?ということです

Aさんは茶トラのネコを連想するかもしれません
Bさんは自分が買ってるアメリカンショートへアを想像するかもしれません
Cさんはサザエさんのタマを想像するかもしれません
Dさんはニャロメを想像するかもしれません
Eさんはドラえもんを想像するかもしれません
ギュンドギュンド族のFさんはネコなんて聞いたことがないのでとりあえずウンバボーと叫びます

 

「ネコ」という記号を聞いた時に連想する物は人それぞれなわけです

こんな事をイチイチ考えるなんてホント学者ってのはめんどくせえなあって感じですが、物事の本質をえぐってる事が多いので頭が上がりません。

 

ちなみに音声をシニフィエと言い、概念をシニフィアンと言い、実際に指示しているものをレファランと言います

ネコという音声がシニフィエ、ネコという概念がシニフィアン、実際に目の前にいるネコと呼んでるものがレファランです

ホントめんどくせえ。

 

自分が言いたいことは1割伝われば良いほうである

ここで問題が起きます、どんな問題か?

話が通じてるようで通じないのですね

AさんとBさんがネコについて話していたとしましょう。

 

Aさん 「ネコって可愛いよねー」
Bさん 「そうよねーいたら便利よね」

Aさん 「茶色い色が一番かわいいわ (便利ってどういうこと?)」
Bさん 「茶色?そんなのいたっけ?」

Aさん 「え?何いってんの?そこらにいるじゃない(なんか話噛み合ってなくない?)」
Bさん 「ああ、そのネコの話。ドラえもんの話かと思ったわ。私ネコといえばドラえもんなの」

 

こんな風に食い違いが起きるんですね。まあこれはたとえなので大げさですが・・・

これを美容院でやってしまうとホントに恐ろしい

うちにくる修正依頼でも、このパターンが半分といっていいでしょう。

 

「ぐらい」って「ぐらい」ですよ

覚えてるので言うと、

「肩ぐらいで切って」と言ったら肩上まで切られた(その方はセミロングをイメージしてたようですが長めのボブになっておりました。でも肩ぐらいなのは間違いではない)

ショートにして(その方はボブを想像していましたが耳の下まで切られた。でもショートなので間違いではない)

軽くして下さい(その方は髪型はそのままで軽くという意味でしたが段を入れられた。でも軽くはなっているので間違いではない)

こんな自体になるわけです。おーこわ。

 

人には個人の主観がある

「ショート」といいましてもお客さんと美容師では想像するものが違うんですね

仕事柄毎日、人と接しますがこの言葉の解釈の違いというものはホントに恐ろしい。

 

僕は「トップをフンワリしてください」などとと言われると、

「あなたにとってのトップがフンワリとはどういったものですか?」

と聞き返します。

 

これってお客さん側からするとちょっとムカツクと思うんですよ(笑)

まあ屁理屈臭くてうっとしいわ、という気持ちもわかります

僕もどっかでやられたらちょっとイラッとするかもしれません。

 

でも解釈の違いで失敗されるよりはマシだと思うんですよね

てゆうかこれ確認しないと仕事なんてできませんよ。

 

僕は「それはどういうことですか?具体的に言語化してください」って聞き返しますが、仕上がりの解釈が同じか?という確認をしない美容師はちょっと危険だな。と思います

「軽くして下さい」

「オッケ~イ、わかりました~はいシャンプーしますねー」

みたいなの。これは誰が見ても危ないだろう(苦笑)

 

初めての美容院に行くときはやはり「具体的に希望を伝える」その作業は必須だと思います

ちなみに僕の場合、女性にショートといわれるとこんなんを想像します↓

 

でもこの前来たお客さんはこれもってきました↓

 

これはどうみてもベリーショートだと思うんだけど・・・ショートといわれて僕はこれを想像しません

画像持ってきてなかったら危ないですよ。

 

みなさんはどうですか?ショートといってどんなものを想像しました?

僕の想像したイメージより短かったり長かったりするはずなんですよ。

 

怖いですよ、解釈の違いってやつは。

くれぐれも抽象的な言語を使ったり、確認を怠ることはやめましょう

人間というものは個人の偏見と主観で生きてますので、他人と意思疎通できてるとは思わないほうが良いです

 

僕はカウンセリングの時、長さしか聞かないのはこういう事です

詳しく聞いても何言ってるかわかんないし、聞けば聞くほどお客さん本人が混乱するからです。

 

SMAPの世界に1つだけの花は個人的には絶望の歌

この世界で人間はあなたただ1人です。他人はすべて宇宙人です

日本語と日本人というものはこの世に存在しません。

 

日本に1億5000人住んでるとするなら、1億5000語の言語と1億5000民族がこの日本には存在しているのです

意思疎通なんてできるわけがありませんよね?

 

ポンピュラ族のワチャカナドゥさんとギュンドギュンド族のンチャメクィナさんが意思疎通できるわけないですよね?

ポンピュラ語とギュンドギュンド語は全く違うし、ポンピュラ族とギュンドギュンド族の生活風習は全く違いますから当然の話です。

 

意思疎通どころか殺し合いする確率のほうが、歴史上の確率からいうと高い(笑)

なので美容師に単語でコミュニケーションして伝わると思わない方がいいですよ。

 

髪の毛殺されますよ

殺された状態でウチに来ても「し、死んでますわ・・・」言うておわりですよ

えらいことになる前にどうにかしましょう。なってから慌てる人多すぎ(苦笑)




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  • 2018 04.06
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ブログ書いてるおっさん

1s
古今東西のカットを学び、すべての技術を徹底的&物理的に理解した結果、世界一夢のない美容師になりました

「無理なもんは無理」となんのためらいもなく言います。

そのせいか他店で失敗した変な頭を直してほしいというお客さんや、本当の意味での接客を望むお客さんに絶大な支持を得ています。要は変な頭になりたくない人専用美容室です。

「物理、哲学、感情バイアス」をベースとした独自のコミュニケーション理論を持ち、 知識、説得力、応用力は超一流。腕は1.5流

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