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髪の毛がはねない長さ?そんなもんあらへんで?

こんにちは。哲学系美容師として活動している長藤慶太です(@Bangdoll_click

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どうしますか?と聞いた時に、よくいわれることでこんなのがあります

「ハネない長さで」

今日はコレについての話です。

 

まず結論からいきますが、そんなもんありまへん(笑)

「ハネる」というものはなぜ起こるのか?

これは至極簡単な事でして、ハネる髪質だからです。

 

よっぽど下手くそな場合をのぞいて、カットが原因でハネる事なんてありえません

なので「ハネない長さで」と言われても、髪質がハネるならどこで切ってもハネてしまうわけです。

 

そもそも「ハネない長さ」なんて切ってみないとわからないわけでして。

切る前からどの長さにすればハネないか?なんて分かる美容師はエスパーか天才です。

 

手術する前に「傷口は12センチ57ミリ、角度は47.81度でやや右に寄るようにしてください」と同じようなことなんですよ

傷口が何センチになるか?詳細な形がどうなるか?なんて、切ってみないとわかんないわけで(苦笑)

 

「ハネない長さで」と言われてしまうとさわりようがないわけです

うちにくる修正依頼で多いものが、この「ハネない長さ」で切ったケースです

「ハネない長さにしてくださいって言ったのにハネて仕方ないんです!」

と電話がかかってくるわけですよ(苦笑)

そりゃー当たり前なんですね。

 

そもそもハネる髪質ならハネない長さなんて存在しないし、切らないとハネるかどうかなんてわかんない

なので「ハネない長さで」というオーダーはしないほうがいいです

そもそも人間の髪の毛は「ハネるもの」ですから(苦笑)

 

ではどうすればいいのか?

こーいったオーダーをする場合はおそらく、あまり髪型を変える気や目立った悩みがない(もしくは諦めてる)場合がほとんどだと思うんですよね

だとするならば、そのまんま言えばいいわけです。

 

「髪型は変える気はないんですが、すこし長さが気になるんです。でもハネるのは嫌です」

と、言った具合。

 

こー言ってくれれば、こちらもそれなりに案を出すことができます

もちろん「髪型を変えたいんですが、肩の上までは切りたくないんです。シルエット的には軽い感じがいいです」とかでもいいんですよ。

 

要はあまりに大雑把なオーダーはこちらも取り付く島がないので、よーわからんまま切るしかないということです

(僕は超細かく聞いていきますが)

 

昔から気になっていたことなんですが、お客さんは「プロならわかってくれる」と思う人が多いんですよね

しかし僕らは「髪の毛のプロ」であって「コミュニケーションのプロ」ではありません

少ない言葉から、お客さん好みの髪型をつくるのなんて無理ですよ。

(そもそもとして何がしたいかわかってない人が多い=何しても満足しない)

 

初めて切る人の場合なんてさらに無理です

まあ、そんなことが可能な人が超一流と呼ばれる人なのでしょう(そんな人間この世にいないけど)

しかし基本的に人間は凡人です。

 

てきとーにいったフツーの街の美容室のにーちゃんねちゃーんの高くもないカット料金で、超一流の技術は味わえません

超一流なんてツチノコみたいなもんです。

 

そうそうお目にかかれないし、わざわざ探しまくってやっと見つかるようなもんです

仮に超一流だったとしても、成功率は高いほうがいいわけですよね

なら細かくオーダーしたほうがいいのです。

 

5つ星レストランの一流シェフも知らない人に「辛い食べ物!」と大雑把に言われても、なに作っていいかわかりませんよ

「どういうふうにオーダーすればいいかわからない」という声が聞こえてきそうですが、思ってることを言えばいいだけなんですよ。

 

日本人は「秘すれば花」「沈黙の美」みたいなものがありますが、声に出さないとなーんにも伝わりません

ややマッチョな意見ですが、何事も自分の力で第一歩を踏み出すものだと思います。

 

第一歩ぐらい踏み出してくれないと、他人も助けようがないですよ

ここで言う第一歩とはオーダーです。思ってることは遠慮せず言ってみてください

それを汲み取るのはこちらの仕事ですが、そもそも汲み取る材料がなければなーんにもできませんのでね。

 

水がないのに水を入れれないですよね

少ない言葉で汲み取れるほど、人間はコミュ力高くないです。

 

相手の力に頼るのはタダの依存でしかありません

依存でいい髪型になれるはずもないのは、このブログを読んでる方ならもうお分かりですよね

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