「安全なカラー」という言語が理解できないので考察してみた

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電話でたまに聞かれるのですが、個人的には少し謎な質問があります

「安全なカラーはしていますか?」もしくは「安全なカラーはありますか?」

という質問。

 

さっきも言いましたが、個人的には謎なんですよコレ

今回は「安全なカラー」とやらについてと、なぜその質問が僕からすると謎なのか?

について少し考察してみたいと思います。

 

そもそも安全なカラーってなに?

「安全なカラーありますか?」もしくは「安全なカラーやってますか?」という文章から察するに、1つ言えることがあります

「安全なカラー」があるのなら「危険なカラー」があるに違いない

と、いうわけですよね?

 

「安全なカラーありますか?」と聞くわけですから、その質問者は「危険なカラー」があると認識しているわけです

・・・

危険なカラーなんかこの日本で発売できねえから(笑)

 

先進国の日本は普通に考えれば危険なカラーなんてもの、発売されてるわけはありませんよね

どんな製品でも一定の安全基準をクリアしないと発売できないのが日本です。

 

そうでないと法律の意味がありません

たまに聞く「あの製品は危険な成分が入ってる」とかいうのは言いがかりです。

 

そもそも成分なんて作用と副作用があるのは当たり前です

キャベツだって発がん性物質が44種類も含まれるんですよ。

 

でもキャベツを食べることによるメリットも当然あるわけで、そのメリットとデメリットを比べると「キャベツは健康のために食べてもかまわない」となるわけです

なんでもいい面悪い面があり、悪い面をクローズアップして大袈裟に言うのがよくありますが、もはやそんなのは無視していいでしょう

そういう人たちは多分すべてのものにイチャモンつけるのでキリがありません。

 

話を戻して、そもそも危険なカラーが売ってないわけですから「安全なカラーと危険なカラー」がある。という仮説は成り立ちません

と、いうことはですね。

 

もし「カラーには安全なものと危険な物がある」という認識でこの質問をする人に僕が言えることは、

「カラーに安全も危険もクソもありまへんから気にせんでええですよ」

と、言うことになります。

 

しかし「安全なカラーありますか?」もしくは「安全なカラーやってますか?」という質問に対してこれだけでは、すこし切り返しのパワーが弱い感がありますね

なんというか言葉のキャッチボールが噛み合っていない気がします

こんなときは主語を付け足してみるのが僕のセオリーです。

 

そもそもとして「安全なカラーありますか?」もしくは「安全なカラーやってますか?」という質問は抽象度マックスで質問ですらない気がします

「安全なカラー」ってただの概念ですよね。

というわけで質問をもっと具体的にするために、こんな主語をつけたしてみるとどうでしょう?

 

「髪と人体に対して安全なカラーはありますか?」

 

「安全なカラーありますか?」もしくは「安全なカラーやってますか?」という答えようのない質問が、具体的になってきた感がありますね

どうでしょう?

「安全なカラーありますか?」もしくは「安全なカラーやってますか?」という疑問を持っている人も、しっくりくる表現ではないでしょうか?

この質問なら的確な答えができそうです。

 

さて、この「髪と人体に対して安全なカラーはありますか?」という問いを、紐解いていきたいと思います

まず「髪と人体に対して安全なカラー」をもう少しわかりやすくすると「髪が傷まない、肌がカブれないカラー」となりますね。

 

ここで、世の中のカラー剤の性質を考察してみましょう

「髪が傷まない、肌がカブれない」この2つの条件を持っていれば「髪と人体に対して安全なカラー」と言っていいわけです。

 

そんなものがあれば「このカラーがそうです」といえば質問には答えれますからね

 

カラー剤の種類を分類してみる

世の中のカラー剤は大きく分けて2つに分類できます

・髪の色素を分解できるカラー剤(おしゃれ染め、白髪染め、いわゆるカラーと呼ばれるもの)
・髪の色素を分解できないカラー剤(マニキュア、ヘナ、その他変なもの全部)

 

ここでは美容室で使われている

普通のカラー剤
マニキュア
ヘナ

の3つを考察してみます。

 

あ、オーガニックカラーなんてもんはこの世に存在しないカラー剤なので無視します

あんなもん「ハイパーメディアクリエイター」みたいなもんで、普通のカラー剤に勝手に名前つけてキャッキャいってるだけなので無視です

 

安全なカラーはこれだ!

普通のカラー剤
マニキュア
ヘナ

こいつらのどいつが「髪が傷まない、肌がカブれない」この2つの特徴をもっているんでしょう?

もっている奴が「安全なカラー」なわけですね

では1つずつ見て行きましょう

 

普通のカラー剤

・髪へのダメージ
ありますが、それはやり方次第です。別に繰り返してもたいして痛みません

ちゃんと考えてやればですけど。

でもまあやたらめったらやると確かに痛むんでココはダメージはアリと捉えるのが良さそうですね

 

・肌への刺激
敏感な人にはでやすいです。ピリピリして痛い、あとで痒くなるなどがりますね

その場合は軽度なら地肌につかないようにする、重度ならやめたほうがよいです。

 

いつもやってて大丈夫なら問題ないでしょう

まあ体質が変わるなどで痒くなったりするようになったら、その時に対処すればいいと思います

「未来の事を考えてやらない」ではなにもできなくなってしまいますしね

 

・内容成分
当たり前ですが化学物質です

まあ天然のカラー剤なんてものはこの世に存在しませんけど。

 

そもそも化学のなにが問題なのでしょう?

化学=悪みたいな風潮がありますが、そっち側の人は病気になっても薬飲まないのでしょうか?

人類の発展は化学の賜物です。

 

僕の定義では、人間に害のないように調整したもの=化学物質です

化学だから肌に悪い。これは暴論だと感じます

 

・結論
以上の考察から肌にも髪にもダメージはあるといえなくもないので、厳密には安全なカラーとはいえません

ボツです

 

マニキュア

・髪へのダメージ

化学的には僕は科学者ではないので知りません、しかしダメージはないように感じます

洗うまでは結構ツルっとしますね。トリートメントと似たような効果を感じます。

 

しかしパーマ、矯正などは当たりにくくなるので、それらをやる場合、通常のカラーをしている時よりかはダメージはでかくなります

そういった意味でダメージ0とは言えないかもしれません。

 

あと明るくできないのと白髪にしか染まらないので、必ずムラに染まります

色が抜けた時も原色のオレンジや赤になります

自然な色みはできないといっていいでしょう

 

・肌への刺激

地肌につけると真っ黒けになりますので地肌につかないように塗ります

なので刺激はないといえると思います。

 

流すときに一瞬つくのでその時は心配ですが、アレルギーの報告数もすくないカラー剤なので基本的には大丈夫です

しかし全くないわけではなく、アレルギー反応を起こす方もいます

基本的にはないが、0%ではないということですね

 

・内容成分
化学物質てんこ盛りですので通常のカラーと同じです

何度も言いますが天然成分のカラーなんて意味不明なものはこの世に存在しないですよ(苦笑)

ヘナも化学物質まみれですからね

 

・結論

カラーしかしないのであればダメージはない

パーマや矯正もするならそれらのダメージを強くする可能性がある

アレルギーは確率は低いがある

ということから評価は△といったところでしょうか

これもボツですね

 

ヘナ

・髪へのダメージ
業界の風潮ではダメージはないと言われています

しかし個人的にはダメージを感じます。てゆーか普通のカラーより痛むと感じます。

 

ヘナは髪がゴワつくのですが、これのせいでかなり絡まるんですよね

ごわついていたり、絡まるっていう状態は傷んでるようなもんです(笑)

 

化学的には傷んでいないが、物理的には傷んでるという表現がしっくりきます

無理やりブラッシングしたりする方も多いんで、最終的には物理的に結構な痛みになると感じます。

 

あとパーマや矯正などもあたらなくなります

色抜けもマニキュア同様で真っ赤になったりオレンジになります

 

・肌への刺激

普通のカラーよりは少ないですが、かぶれる人がいます

草なので草アレルギーある人は駄目みたいですね

僕も匂いが無理で気分が悪くなります。

 

普通のカラーはいけるけどヘナは無理って方もいました

絶対数で言えばカラーよりアレルギーは少ないですが、安全かと言われると全くそうは思えません

そもそもアレルギーなんてなんにでも起こります

 

・内容成分
知られていませんが、実は化学物質てんこ盛りです

通常のカラーと大きな差はないという意見もききます。

 

天然100%のヘナは染まりが悪く2,3回、それも一回1時間ぐらい放置する必要があります(そしてあるメーカーを除き、売っていない)

なのでメーカーはこんなヘナ売りません(笑)売れないので。

 

黒にもできません、オレンジのみです

黒になるヘナはケミカルヘナという奴でただの化学物質です

一般的はヘナはすべてケミカルヘナです。

 

あと天然=安全というのはプロパガンダですよ、ふぐの毒食ったら死ぬでしょ

天然は危険物てんこ盛りで、それを人間に都合よく加工するのが化学です。

 

そもそも天然物質も化学式にできますから、天然=化学といえます

ふぐの毒もテトロドキシンという化学物質ですからね

天然が化学と関係ないものであれば化学式名なんかついてるっておかしいですから。

 

みんな知りませんが化学の定義って「物質の性質ならびに物質相互間の反応を研究する、自然科学の一部門」ですからね

分かりやすく言うと「この世の物質AとBを反応させるとどんな反応が出るのか?」という学問です。

 

しかも「自然」科学という単語なので、化学は自然の一部であるという解釈ですね

化学=悪の公式がこの定義からなぜ弾き出されるのか、僕は謎すぎて仕方ありません

オッサン=ロリコンみたいなのと同じですよ(苦笑)

 

暴論甚だしいです。化学と天然って対立関係のものではありません

 

・結論
個人的には一番ダメといえます。いいとこないです

 

安全なカラーなんてこの世にありまへん

以上の考察から「安全なカラーもしくは髪と肌にダメージのないカラーはこの世に存在していない」という結論にいたりました

なんということでしょう。

 

「安全なカラーはありませんか?」そんな純粋無垢な質問になんたる仕打ち

理論的に考えて考察するとホント、いいことありません

絶望ばかりです。

 

しかし世の中そんなものだと思うのですよ、都合のいいものなんてないのです

と、いいますか大事な事はそっちじゃない。ということですね。

 

大事なことは「なにを求め、それにたいしてどんな解をだすのか」だと思うんですよ

今回のことで言えば「安全なカラーがしたいのか?」ではなく、そもそもとして「キレイになりたいからカラーをする」んではないですか?

 

安全なカラーありますか?

この質問に対して「そもそもカラーする理由とはなんぞや?」ということを忘れると本末転倒というわけです。

 

安全なもんなんてこの世にはないのです。どんなものもいい面悪い面表裏一体です

なにを求めどう道具を使うのか?というだけです。

 

求めてるものによって、安全の意味も変わってきますよね

この辺を忘れると、

「綺麗になるために整形したのに
いつのまにか整形することが目的になっている」

みたいなことになるのです。いますよねテレビとかで。

 

安全なカラーをするのが目的になってしまうとエライコッチャですよ

キレイになりたいからカラーするんですよね?

 

目的がはっきりしないと安全もクソもないと思います

「安全なカラーありますか?」という質問に対しての結論としましては、

そんなものはこの世に存在しないし、安全かどうかはあなたの希望と状況を見聞きしないと判断できない。状と望む未来に最適解を出すのが仕事なので、僕は常に安全でベストを尽くしますよ

という答えが導き出されます。

 

電話で聞かれてもそれは質問ではなく概念を聞いてるだけなので、質問ですらありません

なので解答は不可能です。

 

見聞きしないと何も言えないので、概念を聞くぐらいなら一度来てください

(僕を信用するという前提になりますが、できないなら別の店行けばいいんですよ)

 

てゆうかカラー剤なんて2種類しかないので、どこいっても同じようなことすると思いますよ

特別な技術とかないんで(苦笑)

 

美容師のリップサービスに惑わされる人多すぎ

美容師の仕事はすべて物理法則です。物理法則なんてどこ行っても同じですよ

別の宇宙から来た!とか言われたらもう何も言えませんが。




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  • 2018 04.13
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ブログ書いてるおっさん

1s
古今東西のカットを学び、すべての技術を徹底的&物理的に理解した結果、世界一夢のない美容師になりました

「無理なもんは無理」となんのためらいもなく言います。

そのせいか他店で失敗した変な頭を直してほしいというお客さんや、本当の意味での接客を望むお客さんに絶大な支持を得ています。要は変な頭になりたくない人専用美容室です。

「物理、哲学、感情バイアス」をベースとした独自のコミュニケーション理論を持ち、 知識、説得力、応用力は超一流。腕は1.5流

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