先日、このようなまとめ記事を見つけました
内容としては「芸能人の髪型にしたらまったく違うようにしか見えない」
という「あーあるある」なネタなのですが、このようなまとめサイトの記事はなかなか良くできていますね
パフュームののっちみたいなボブにしたら芸人になってしまった。というわけです
目指してるのがコレ
で永野とか言う人になったり
ピスタチオになったり
前髪作ったらオカリナになったという人や
いや、私はメイプル超合金になりましたな人や
私なんて阿佐ヶ谷姉妹です。などなど
僕はテレビを全く見ないので全員知りませんでしたが、のっちを目指して他の芸人になればそらビックリもするわけで。
で、なぜこうなるのか?
まとめサイトの記事では原因までは書いていませんでしたが(まあ当たり前ですが)この原因なぜだかわかりますか?
美容師の腕?髪質?でしょうか?
答えはどちらでもありません(5%ぐらいは関係ありますが)
正解は「同じ人間でないから」です
まあなんとも当たり前ですが意外とみなさん、これ理解していないですよ。
違う人なんだから似るわけないんですよ
おんなじような顔、髪質、スタイル、性格、雰囲気、しぐさ、メイク、ファッションでない場合は似るわけありません。
ボブにしてメイプル超合金みたいになったら、それはあなたが元々メイプル超合金に似ていたということです
僕いつも言うのですが、他人の髪型なんかなんの参考にもならないので見ないほうが良いですよ
髪型なんか見た目にさして影響しないですからマジで。
見た目に影響するのは服とメイクと髪の毛のスタイリングです。
「髪型」より「髪の手入れ具合」を気にしたほうが見栄えは良くなります
美容師はどうしても髪の毛ばっかり見てしまいがちなのですが、見た目というものはトータルバランスです
髪の毛ばっかり気にしてもバランスは悪いのです。
僕は「誰々みたいな髪型」とか「ショートカットにしたい」とかの場合、その言葉を無視することが多々あります
なぜなら「その人が誰々っぽくなった」や「ショートになった」と思えれば良いわけで、実際にそうなってるかはどーでもいいからです。
佐々木希っぽくなりたいからと言って、ロングにする必要はないわけですよ
顔立ち的にショートの方が佐々木希っぽく見える顔立ちなら、ショートにしたほうが「ぽく」見えるのです
だから髪型なんてどうでもいい。
僕は「技術力はウンコ、大事なのは知力」といって美容師してますが、技術力なんぞでできる領域なんてたかが知れてます
「問題は見えるところではなく、見えない所に潜んでいるんだ」というなんかの漫画で出てきそうなセリフがありますが言い得て妙でして、技術力では見えない所なんて見えません。
見えないところを見る力、それは知力から来るものです
技術力なんてブリっとだして終わりのウンコのようなものなのです
かといって出さなかったら糞詰まりで死んでしまうので質のいいウンコはださなければいけない
技術力なんざ、ただそれだけの話しです。
「美容師は夜遅くまで練習して大変ですね」とよく言われますが、僕から言わせると夜遅くまで技術力なんて磨いてるからヘタクソなのだと言いたい
さっさと家帰ってカントやヘーゲルなどの哲学書でも読んでる方がよっぽど上手くなりますよ。
上手い美容師というものは「人間をよく理解している人」です
多分、おしゃれな兄ちゃん姉ちゃんより、経済学とか心理学とか哲学とかの研究者の方が人きれいにすんの上手いと思います
でもあいつらは人と会話できなくなってるのでそれもまた問題です
何事もバランスですねえ。
そんな僕の能力はレーダーチャートにすると針みたいになってると思われます
性格の悪さ100、他2みたいな。
ひとを、きずつけて生きてきた。
このキャッチコピー、宮﨑駿に売れないでしょうか?
「生きてきた」の部分だけを漢字にしてメッセージ性を持たせてみました