哲学系美容師がおくる「美しい髪」を手に入れるためのWEBメディア

施術例をダイジェストでいくつかのせておきます。他の例はこのブログの施術例をそれぞれ読んでみて下さい

より詳しく髪質や状況、解決策などを解説しています。

「広がるのですかないで下さい」よく初めて来られる方に言われることです

しかし「すかないから広がっている」としたらどうですか?それでもすかないでと言いますか?

 

ハッキリ言いますが「すく」と「広がる」は全く関係ありません

すいて広がったとしたらそもそも広がる髪質か、カットがあまりにも下手くそかのどちらかです。

 

「すかないで」というのは「カットを途中で終わりにして下さい」と同じことなのです

実はカットを理解している美容師しか知らないことですが、カットに「すく」という工程はありません

カットというものは髪を切ることです。哲学でも何でもなく髪を切る以外の工程はありません。

 

毛先の動き、キレイなシルエット、これらを作った結果、髪の毛の量が減っているだけなのです

世間で言われている「すく」という言葉は、毛の量をへらすことだけを考えています

毛の量を減らすことを目的としたカットなんて意味がわかりません

そんなものは変な頭になって当たり前の話です。

 

どんな髪型にするか?それが決まった時点で何をするかは決まります

減る髪の毛の量もこの時点で決まるのです。そこから毛が1本多くても少なくても失敗です

証拠をお見せします

Before

髪質的には傷んで見えやすく、広がりやすいです

全くすかれていません。キノコのようですね

とんでもなくブサイクなヘアスタイルです。

 

ボブですがいびつな形になっており、自然さは0

ただ重いだけ

これで美しいヘアスタイルと言えるでしょうか?全く違うと思います

長さだけを切った状態

まずは長さを少し切りました。世間で言う「すかないで」を形にするとこの状態で終わりです

少しイビツさはとれましたが、動きもないですし形も悪いですね。

 

世間で言われている「重めヘア」もこの状態で終わってる事が多いですね

ヘアスタイルとして成り立っているとはいえません

動きもなくうねりもあり、形もブサイクなので自分ではどうしようもないでしょう。

 

本来はここからさらにカットする必要がありますが、世間で言われている「すく」という考え方でカットはしません

ただいらない毛を切るだけの話です。「量を減らす」のではありません

After

余計な毛をすべてカットしました

動きがでてシルエットやメリハリがつきましたね

膨らみやウネリもとれています。

 

ヘアスタイルが決まれば、なくなる毛の量も自動的に決まってきます

量を減らすためにすくなんて事はありえません

そんな発想ではカットのしようがないです。

量を減らすためにすくとヘアスタイルのバランスが崩れるだけです

本物のカットに「すく」という言葉はありません

広がりやすい状態と髪質の施術例

元々広がるのに無計画なカラーにより、なお広がる状態になった場合の施術例です

ダメージもあり、元々広がりやすいのでさらに広がって見えます

カットも多いのを理由に「ただすいただけのカットもどき」なのでより汚く見えます

このような場合は短くするのが一番

After

毛も多く硬いので、ゆとりや丸さを残してカットします

昭和のようなカチっとしたカットをすると四角くなり、どこかダサい感じになります

この手の髪質は下手くそが切ると、どこまでもひどくなるので美容師選びは間違えないで下さい

スタイリング後

そのままワックスで仕上げてもよいですが、毛先を巻きました

広がる髪質はスタイリングは必須です、熱を使ったり、スタイリング剤を使うのは鉄板。

 

「何もせずまとまるようにしてほしい」と言われることは多々ありますが、ナメないで下さい

美しいヘアスタイルがほしいなら努力はしましょう

しなければ髪質のデメリットがマックスに出るだけの話です。

ショートカットの極意

ヘアスタイルというものは大きく分けると4つしかありません

その中でもショートカットは最も難易度が高く、髪質などの条件が厳しいです

短いほうが素材(髪質や頭の形などの首から上すべての条件のこと)の粗がでるので、バランスが悪くなったりなどの問題が発生しやすいのです

素材の粗がでやすいということは、少しの差でダサくなったり変になったりするということです

After

男性なら短くない長さですが、女性であれば短く感じる長さではないでしょうか?

直線的ではなく、自然な丸みがあるのがわかりますか?毛と肌のなじみも良いです

わずかな差でこうなるかどうかが決まります。

 

誰でもできるカットではありません

カットもどきではない、本物のカットを知っている美容師のみができる本物のショートカットです

街で見る大半のショートカットは、実は「ショートカットのようなもの」です

おかっぱになったヘアスタイルの修正

雑なカットもどきで、おかっぱになってしまった場合の修正例です

「毛先がそろう、動きがない、自然さがない、四角い」などの状態を一般的にはおかっぱ、ぱっつんなどと言いますが、この原因は髪質かカットのどちらかです

今回は完全にカットが原因のケース。直毛になればなるほど毛先がそろったりなどの問題が出やすいです。

 

髪質は直毛ぎみで細く、柔らかいタイプ。量も程よく、髪質的にはかなり恵まれています

しかしながらこの仕上がりでは、もったいない

After


当店で4ヶ月後かけて2回カットしました

ここまでの美しいシルエットはこの方の髪質があってこそですが、正しいカットをすればここまでの違いが出ます

カットもどきと本物のカットの差です。

 

ちなみにこれ、実は縮毛矯正もしてます

かなり弱いクセなので矯正も少しのクセを伸ばすだけにしました

本物のカットが出来れば、髪の毛の理屈を理解しているということなので他の技術のレベルも高いのです

ショートにしても美しい

後日、少しショートっぽいボブにしました

細く柔らかい髪質なので、短くなればなるほど丸みが出にくくなりますがここまでの丸みをキープしました

良い髪質と正しいカットであれば誰でもできる、簡単な仕事です。

「クセ毛をいかす」そんなカットはこの世にありません

髪は柔らかく、クセの強い方です。すきすぎで穴があいており、シルエットのボコつきが目立ちます

カットを理解していないとこうなります。カットもどきの典型例です

「量をすきますか?」という言葉は、カットを理解していない美容師が使う言葉です

絶対ではないですが1つの目安になります。

 

After


あまり短くしたくないとの希望だったので「このあたりなら髪の暴れもマシになりそうだな」という長さで切ってみました

予感は的中し、キチっとスタイリングすればパーマヘアの完成です。

 

「クセをカットでいかしてほしい」とよく言われますが、そんなカットはありえません

活かせるかどうかはクセとスタイリング力次第です

「内巻きになるカット、クセを活かすカット」そんなものはないのです。

 

切ってみてきれいに収まるか?それは髪質で決まります。カットの技術でどうにかなる問題ではありません

カットは所詮、ヘアスタイルの土台でしかありません

全ては髪質とスタイリングで決まります。

 

カットで重要なのは「いかに髪質を悪化させないか?」「この髪質で理論上、どのヘアスタイルがもっとも良いか?」だけです

「クセを活かしながらカットします!」こんな事を言う美容師は個人的には嫌いです

言葉遊びが好きか、アホのどちらかだと思っています

「硬い、多い、太い、広がる、うねる」剛毛の施術例

「硬い、多い、太い、広がる、うねる」いわゆる剛毛と呼ばれる髪質です

アジア人にはよくあるタイプですが、髪質としてはかなりの問題児。

 

こういった髪質は余計なことをしてはいけません

余計なカットはせずシンプルにし、傷んで見えるのでシンプルなカラーですまし、パーマはごわつきがアップするだけなので禁止

矯正は必要であればあてる、いらないなら絶対にしない

間違っても出来心で矯正をしてはいけません。矯正はやめるのに5~10年かかりますからね

After

メニューはカット、白髪染め、超修復もっちりヘアパックです

こういった髪質は広がるだけなので短くするのが一番

そして「ブローをしてスタイリング剤で決める」これが最も美しい仕上がりになります。

 

ベリーショート、ショート、ボブのどれかにすることを勧めます

このどれかにして、キッチリとスタイリングすれば良いヘアスタイルに見せることは十分可能。

 

よく「スタイリングせずにまとまるようにカットして」と言われますが、笑わせないで下さい

カットごときにそんなパワーはありません。カットなんぞでクセが収まるわけないじゃないですか。

 

「クセが収まるカット」こんなものは幻想か空想。よく宣伝文句で使われますが、それは勉強不足だからです

本物の技術を持つ美容師は、こんな馬鹿なことは言いません。

 

ヘアスタイルとは髪質が90%の仕上がりを決めます

美容師のテクニックで重要なのは「いかに素材を汚さないか」です。

 

残念ながら10点の髪質に100点のカットをしても、出来上がるのは10点のヘアスタイルです

しかし逆に10点の髪質でマイナス100点の美容師がやれば、マイナス100点のヘアスタイルになります

これが「いかに素材を汚さないか」が重要である。という理由です。

 

美しいヘアスタイルにスタイリングは欠かせないのです

スタイリングが嫌なら、ロングにしてくくりっぱなしにしておくしかありません

ネコ毛の施術例

短いヘアスタイルばかりになってしまったので、ここでロングを1つ出しておきましょう

細い、量多い、ネコ毛、アホ毛がでやすい、広がるという髪質です。

 

細い髪質の人はカットの余白が少ないので、的確にキメていかなければいけません

それゆえに、一般的にはカットが難しい傾向にあります。

 

Beforeの段階ではよくある「長さだけ切って終わり」状態ですね

要は途中で終わってるわけですよ、これがカットもどきです

余計な毛を切っていないので、質感がまったくありません。

 

髪の毛がうどんの束みたいです

動きもない、自然さもない、なんかダサい、洗練感なし

そして余計な毛がぶつかり合い、うねりやシルエットの破壊に繋がります

これは非常に良い例です

After

長さはほとんど切っていません。やったことは「空間作りと質感作り」

これがカットもどきと本物のカットの差です。もはや違うものです

カットというものには「上手い、下手」はありません。「論外かそうでないか」だけです

カットもどきと本物のカットを比べるのは「犬のうんこと月を同じものとして語りどちらが美しいか?」というような話です

上手い美容師を探す意味はありません。論外でない美容師を探して下さい

現代人にパーマは無意味&髪が汚くなるだけ

当店にはパーマはありません。理由は現代のヘアスタイルに不必要、いやむしろ邪魔でしかないからです

雑誌のヘアスタイルにパーマがあたっているものはありません

あれはすべてコテです。

 

そして雑誌でイチオシのゆるふわパーマ(アホみたいなネーミングだなあ。といつも思います)は現実世界で再現するのは不可能です

まずパーマというものは強めにあてるものです

ゆるくやってもかかりませんし、そもそもパーマは乾かすと9割とれます。

 

そしてくせ毛の時点でパーマする意味はありません(グリグリにしたい場合は別)

くせ毛の時点で「理想のヘアスタイルよりクセがついてますやん!」ということがほとんどです

その上からパーマなんぞあてようものなら、余計にボンバって終了です(ボンバらせるのが目的なら別)

 

グリグリにしないのであれば、パーマをかける意味はまったくありません

乾かすと全部とれるうえに、妙なふくらみやハネがでて汚く見えるだけです

Before

固い、太い、量多い、ド直毛という髪質

直毛の人はパーマをかけたがりますが、直毛にパーマなんぞしても一切かかりません

直毛なのでパーマごときのパワーでは曲がらないのです。

 

このモデルも変な膨らみと、アホ毛がでただけでパーマの意味は皆無

パーマで汚くなってる典型例です。

 

このように濡らすとパーマは出てくるんですが、乾かすと「ただの嫌なクセ」にしかなりません

After

パーマがかかってるのは仕方ないので普通に切りました。パーマの片鱗もありません(笑)

直毛でも髪質とカット次第で丸みは出ます(無理な場合はあきらめるしかないです)

パーマはスタイリングの手間が増えるだけです。一部例外を除き、人類の99%の人には無駄な技術です

縮毛矯正は核爆弾です。

「ハネる、ふくらむ」それだけで矯正してしまう方が多いです

しかし、矯正がハネやふくらみの原因になるとしてもやりますか?

勘違いされてますが、矯正してもハネはとれません、ハネというのは矯正で取れるクセではないからです。

 

クセというものは

・髪の曲がり
・毛根の向き
・髪の表と裏
・頭の形
・髪の断面図

以上の5つの原因からおこるものです。

 

矯正は髪の曲がりをとるだけです、あとの4つの原因は矯正ではどうにもなりません

なので矯正してもハネたり膨らんだりすることがあります

Before


見ての通りハネとうねりがありますが、しかしよく見ると原因はクセではありません

まずはカットもどきです。切り方が汚いのでハネて当たり前。

 

次に毛根の向き

向きがまとまっておらず、色んな方向に生えてるのでハネ、うねりに繋がります

 

After


カットして手で乾かしただけです、ブローやスタイリングはしていません

矯正しなくてもいけそうですよね。

 

ここで矯正していたらかなりハネるところです

毛根の向きというものは厄介で、髪が直毛になればなるほどハネます

当店の基準では無駄な矯正をされている方はかなり多いです

縮毛矯正はあくまで最終兵器だと思って下さい。安易に手を出すものではありません。

 

当店では矯正をする際に以下の約束をしてもらいます

・ショートカットにしない限りは一生当て続ける
・髪型はロング以外は禁止
・4ヶ月に一度、矯正をする
・パーマ禁止(一切かかりませんので)
・髪型を変える、矯正をやめる場合は数年かかる

矯正で失敗されやすい髪

矯正で失敗され髪の毛がチリチリになり「当店で見て欲しい」という方が後を絶ちません

実は失敗されやすい髪質があります。白髪染めしている方と、髪がやらかい方です

どっちにも当てはまる方はかなり危ないです。

 

白髪染めや髪がやらかい方は薬に髪が耐えられないのです

その結果チリチリになったり、カッパみたいにまっすぐになります

今回のケースは白髪染め、軟毛でダメージはかなりあります

After

 

矯正のパワーはかなり落としましたが、それでも十分すぎるぐらいでした(弱い薬を使えば安全ということではないです)

低温の矯正とか傷まない薬だとか、そんなものはなんの意味もありません

どーでもいいのです。

 

そんな事は手段にしか過ぎないわけで、結果がでればなんだっていいのですよ

「この方法なら安全だ!」そんな事はありえないのです

全てはやる人間のレベルです。

 

低温矯正、超音波矯正、酸性矯正、トリートメント矯正などよくわからない変な名前のものがたくさんありますが(矯正に限らず)そんなものに振り回されているうちは3流どころか10流以下です

サーカスのチラシようなマネはお止しなさい。

 

当店は1,5流なのでそんなモノには振り回されません

あんなものは料金を上げるための口実ですよ

使い所もわからないのに、過信してそんなものを使うから髪がチリチリになるんです。

 

とはいえ、すべてがそうなわけではないです。

商売ですから宣伝で大きなことぐらい誰だって言います(笑)

上記のようなことを謳っていても、しっかり結果を出す本物もいます

そこはあしからず。(まあ滅多にいませんが・・・)

美容師の腕は技術の良し悪しではなく「判断力の高さ」で決まる

ここまでいくつかの例を見てきてもらいましたが、美容師の腕は技術力では決まりません

「判断力」が全てです。

 

すべての条件を加味し、どういった仕事をするのか?

それだけです。

 

ここまでの例はすべて、技術力ではなく判断力によってできた仕事です

技術的な結果というのは問題ではありません

重要なのは判断力から導き出した結果であるかどうか?です

Before

かなり状態が悪いです

下手くそなカラーと矯正が1年以上放ったらかしになっています。

 

ホームカラーや下手くそなカラーは非常に厄介です

髪の状態が場所ごとにバラバラになってしまうからです。

 

髪の状態が悪い場合、結果には必ず妥協していただきます(髪質が悪い場合も含む)

ムリなものはどうやったってムリですから。ムリなものをムリやりやって失敗はおこるのです。

 

ダメージと髪質の影響で髪が切れてしまっています

染まりもムラになっており、痛み具合もムラムラです

今回は矯正をしますが、耐えれるかかなり不安なところ。

Before

なんとかここまではできました。思ったよりも良い状態までいけました

事前に「希望するレベルまではクセは伸びない」とは言っていたものの、悪くない仕上がりです

 

しかし、中は伸ばせませんでした

ここを伸ばすとおそらく、全体的にチリチリになっていたと思います。

 

判断力の一例ですが、良い仕事とは技術ではありません

良い道具も使い方を間違えばなんの意味もないのですから。

 

私が「これは希望する状態にするのは無理だな」と思えば遠慮なく言います

それが失敗を避けるためですし、ムリにやったヘアスタイルなんて汚いだけですからね

当店は世界一「無理だ。あきらめましょう」と言う美容室です

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